講師の小松です。
今回はタイトルにあるように「大阪府公立高校 試験範囲」について です。
今年度は新型コロナウイルスの影響により、入試問題の範囲が狭くなっています。
大阪府のHP http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/6221/00000000/syutudaihanni.pdf
上記のように出題範囲が狭くなっています。
教科別に見ていくと
●国語
中学3年生で学習する内容のうち『書写に関する事項』
中学校で学習する漢字の一部
ほぼ例年通りの内容になるでしょう。「漢字が少し簡単になるかも」ぐらいの差です。
●社会
公民的分野のうち,次に挙げる内容
『私たちと経済』のうち「国民の生活と政府の役割」 ・『私たちと国際社会の諸課題』
地理・歴史については全範囲出題されます。そこは今までと一緒ですが公民の範囲が狭くなります。
上記の内容が削られることでその分、問題を絞りやすくはなるでしょう。
●数学
中学3年生で学習する内容のうち,次に挙げる内容
『図形』のうち「円周角と中心角」「三平方の定理」 『資料の活用』
数学に関してはかなりの範囲が削られています。特に「円周角と中心角」は平面図形、「三平方の定理」は平面・空間図形の両方でよく使います。この範囲がなくなることで図形問題の量が減る可能性があります。
そのため、「二次関数」「相似、合同の証明」などの範囲がより多くでるかもしれません。ともかく1・2年の復習をしっかりして、基礎力をつけておく必要があります。
●理科
第1分野のうち『科学技術と人間』 第2分野のうち『自然と人間』
今回除外される分野は例年ではそれほど試験には出ていない範囲になります。なので、いつも通りの試験対策が必要です。最近は長い文章を読ませて読解させて考えさせる問題が増えています。文章の中から答えにつながる考え方を見つける練習が必要です。
●英語
『現在分詞及び過去分詞の形容詞としての用法』のうち「後置修飾」
「大阪版中学校で学ぶ英単語集」にある単語の一部
現在分詞、過去分詞の後置修飾の用法としては以下のようなものがあります。
① He read the book written by Tom .
② The baby sleeping in the bed is my sister .
太字の部分が前の名詞(the book と the baby)を修飾するというものです。長文問題などでは普通に見かけるので、分詞での修飾がない文章を探してくるのでしょう。文法事項としてはほぼ3年間の内容が出るといってもいいでしょう。特に3年で習う「関係代名詞」はよく出るので要チェックです。単語に関しては気にすることなく、どんどん使って覚えていきましょう。覚えていて損はありません。
今年度は上記のように範囲が狭くなりますが、やるべきことはあまり変わりません。基礎をしっかりと押さえて、分からない問題をなくすことに尽きます。中3の人たちは夏休み中に1,2年の復習をしっかりやっていくよ!