講師の小松です。
先日は保護者会にご参加いただきありがとうございました!
保護者会で話した内容をまとめたのでこのブログにてお知らせしたいと思います。
1.9月度実力テストの解答用紙返却
夏休み明けのテスト結果となります。塾のテストは小4~中2までは塾のテキストから同じ問題を出題しています。だからテスト範囲をしっかり復習すれば平均70点以上は取れる内容になっています。
今回、小学校6年生のSくんが非常に頑張ってくれました。6月度のテストは500点中197点でした。
6月のテストが終わった段階で3者懇談を取りました。そこで「このままでいいんか?勉強するクセをつけな中学校入ってからもっと大変になるで」「一回本気で勉強していい点とろうや」と話したところ、水・土の授業日だけでなく、木曜日にも塾に来て勉強するようになりました。
テストの週になると友達といっしょにテスト勉強をしにほぼ毎日来て勉強していました。
そしてその結果、今回のテストは500点中の434点。
これだけしっかり結果が出せた要因をあげると以下の通りになります。
①自習に来るよう決めた日に必ず来る
②塾で出した課題や宿題をきっちりする(もちろん、わからなければ聞く)
③「やらされている」と思わず、「自分から勉強する」という意識を持つ
当たり前のことですが、今一度できているかチェックしていきたいと思います。
2.中学3年生の自習時間帯の設定
中学3年生は現在、
月曜日 18:40~21:30
木曜日 18:40~21:30
土曜日 15:20~16:20
が授業となっています。この時間帯以外に中学3年生が塾で自習する日を決めました。
たとえば、S君の場合、火曜日18:40~21:30 I君の場合土曜日18:40~21:30という具合です。
その時間帯に来ているスタッフにその日から1週間の勉強スケジュールを一緒に決めてもらいます。
そして次の週には決めたスケジュール通り勉強が進んでいるかのチェックをしてもらいます。
もし、自習に来ると決めた時間帯に来られていない場合はご家庭に連絡をさせて頂きますのでご協力をお願いします。
3.公立・私立高校の選びかた
高校受験が迫って来ています。今年度の日程は
●2月10日 私立高校受験 (翌日面接がある高校も有)
○2月18、19日 公立高校 特別選抜試験 (音楽科や体育科などの専門学科受験)
○3月10日 公立高校 一般選抜試験
となっています。
私立の方が先に試験があるので、どの私立高校に合格するかで公立高校の受験校も決まってきます。
ひとつ例を挙げるので参考にして頂ければと思います。
例)
公立志望校 今宮高校(偏差値58)
私立志望校 浪速高校(文理S1 偏差値63・Ⅰ類 偏差値58・Ⅱ類 偏差値55・Ⅲ類 偏差値49)
*4つのコースによって偏差値が変わります。
志望校が今宮高校の場合、偏差値が58必要になります。滑り止めの私立を浪速高校にした場合、どのコースを受験しますか?
つくし塾では「文理S1コース」を受験してもらいます。「Ⅰ類じゃないの?」と思われた方もいると思います。なぜ一番上のコースを受けるのか、それは単純な答えがあります。
今宮高校よりワンランク上の高校を目指せるからです。
もしⅠ類を受けて合格した場合、偏差値58までの公立高校は十分合格圏内にあります。
しかし、文理S1コースを受けて合格した場合は「今宮高校ではもったいない」ということになります。
今宮高校よりワンランク上の住吉高校や八尾高校(ともに偏差値62)に合格する可能性があるのです。
もちろん、「文理S1コース」に届かない場合もあります。
しかし、安心して下さい。私立高校には「回し合格」という仕組みがあります。
そのコースの合格点に届いていなくても下のコースで合格することが出来るのです。
上記の例の場合、
「文理S1に合格」⇒住吉高校や八尾高校にチャレンジ!
「Ⅰ類に回し合格」⇒今宮高校を受験
「Ⅱ類、Ⅲ類に回し合格」⇒今宮高校より下の高校を検討
となります。上のコースを受けることにデメリットはありませんので、コースの一番上を目指してください。
注意点が一つあります。それは学校の進路指導です。
学校では担任の先生が志望する私立高校に成績を持って行きます。そこで進路相談を行い、私立の先生が「この成績だと合格は難しいです」とバツをもらう可能性があります。そうなると学校の先生は懇談などで「この学校は合格可能性が低いからやめておきなさい」と言うことになります。
しかし、そこで先生の言うとおりに受験校のレベルを下げてしまうとレベルと一緒にやる気も下がります。
なので、学校の先生には「入試までの期間、本気で合格できるよう勉強します。万が一私立が通らなかったら、その時に考えます」と強い気持ちを持って伝えて下さい。
お子さま本人が言うことが大事です。入試を勝ち抜き、高校に行くのはお子様自身なので。
進路については本人、保護者の方と密に相談していきたいので今後ともよろしくお願いします。