保護者会に参加いただきありがとうございました!

8月22日(日)

19時30分~20時30分

保護者会を開催しました。

 

1.昨年の中学3年生の成績推移・進学実績

昨年度の中学3年生は「学校の休校、受験範囲の削減、学校の授業の遅れ」などの大変な状況を乗り越えて受験を行いました。HさんやJさんは夏休み前は偏差値が40台でした。Nさんについては学校の先生に「浪速高校は一番下のコースでも受からないからやめておきなさい」と言われていました。しかし、本人の頑張りもあり合格。今年の中間テストでは数学が100点、化学、物理が90点以上と結果を残しています。高校受験の時の頑張りが高校に入っても続いています。

Tさんは小学6年生の時に咲くやこの花中学を受験して不合格でした。「その時の悔しい思いがあり、中学3年間の勉強を頑張れた、ある意味で中学受験失敗して良かった」と言っていました。

今年度の中学3年生も昨年以上に伸ばせるよう指導していきます。

2.昨年のつくし塾卒業生の大学合格状況

高校生もコロナ禍で学校が休校になる中、よくモチベーションを保ち、頑張ってくれたと思います。オンライン授業を実施できる所、できない所、かなりの差が学校によってあったと思います。関西学院大学に合格したYさんの場合、高校のレベル的には関関同立に学年で280人中20人受かるかどうかというレベルですが、1年生からコツコツと勉強して合格をつかみました。同志社女子大学に合格したNさんは学校の「指定校推薦」で合格しました。指定校推薦の場合、学校の成績が一定以上取った生徒が利用できる制度です。指定校推薦で受験するとほぼ100%合格します。特に私立の高校は指定校推薦の枠を多く持っているので高校で成績をしっかり取っていると3年の受験時に利用することができます。

3.今年度 中学3年生の成績の伸び

上記のように成績を伸ばす生徒は毎日塾に来て勉強しています。家では勉強できなくとも塾を勉強の場として最大限活用しています。塾からも電話などで塾に来るよう呼びますので、保護者の方は家にいるお子様を塾に来させて下さい。家にいるとテレビやスマホ、ゲームや漫画など誘惑がたくさんあります。自分を勉強できる環境に置くことが大切です。

4.新型コロナウイルスへの対応+α

新型コロナウイルス感染症対策については上記の通りです。感染者が急激に増える中、いくら気を付けていてもどこで感染するかは分かりません。スタッフともども対策はしつつ塾内でのクラスターが起きないよう徹底します。生徒・保護者の皆様におかれましても感染しないよう注意して頂き、健康で過ごされることを願っています。

 

 

+α

AさせたいならBと言え

 

日々授業の内容を良くしようと私たちも子どもと一緒に学んでいます。立命館小学校で教える小学校教諭、岩下修さんの著書「AさせたいならBと言え」から内容を抜粋してお話ししました。

例1は小学生にバスの運転手の仕事について教える場合です。

「バスの運転手はどんな仕事をしているか」と聞くと、なかなか反応がない子でも「どこを見ているか」と場所を聞くと、「信号」「バックミラー」「バス停」「道路」「車」「通行人」・・・と出てきます。

このように問うことで子どもたちの意識をバスの運転席まで連れて行きイメージさせることができます。

もし「前を見ています」と答えたら「前のどこを見ていますか?」「交差点」「交差点のどこですか?」「通行人」・・・といった具合にイメージを深めていきます。

 

例2は交通事故に気をつけて欲しい時に「交通事故に気をつけよう」と言うより、「誰が悲しむか」と言った方が意識を深められます。

答えとしては「父」「母」「兄弟」「近所の人」「親戚のおじさん、おばさん」「おじいちゃん、おばあちゃん」などの答えが出ます。B’では「まだ悲しむ人がいます。だれでしょう?」と問います。ここで加害者に目を向けさせます。車を運転していた人とその家族の苦しみにも考えが及ぶようになります。

言い方を一つ買えることで家族一人ひとりのことを考えざるを得なくなり、交通事故が一気に身近に感じられるようになります。

 

このように、言い方を変えることで子どもたちに深く思考させることができます。つくし塾の授業の中では単に教えるだけでなく上記のような問いを投げかけて子どもたちに考えさせます。塾にいる間は頭をフル回転させています。ご家庭においても「Aさせたいと思ってAしなさい」と言ってしますことがあると思います。そして口げんかになってしまったりしませんか?別の言い方をすることで保護者の方の言いたいことが伝わるかもしれません。子育ての一つのヒントとして頭の片隅に置いてもらえればと思います。