11月度保護者会にご参加ありがとうございました。

小松です。

11月5日に保護者会を行いました。お忙しい中、今回もたくさんの保護者の方に来ていただきありがたく思います。

保護者会の内容をかいつまんでお伝えしたいと思います。

 

1.小松からの話 

10月に行ったテストの結果をお渡ししました。点数については人によって差がついた形になりました。

私の方からは学校・塾でのテストで得点するために必要なことについてお話いたします。

 

まず点数を取るにあたって必要なことは3つです。

 

①授業中に集中して先生の話を聞く

②授業で分からない所を質問する

③授業で解いた問題や分からなくて質問した問題をもう一度自力で解く

 

塾では生徒がボーっとしていたら厳しく注意をし全員が集中できるようになって、「来てよかった」と思える楽しい授業をする、授業・自習・補習で分からない所を質問できる環境を整える、この3点をしっかりと実行しています。

学校では塾よりも人数が多く、決められた範囲を終わらせる必要があるのでボーっとしてても注意されずに授業が進む場合があります。また、先生によっては生徒がうるさくなって集中できないことがあるかもしれません。

実際、私が中学生の時も生徒がうるさくなって授業が中断したり、先生が怒って教室から出て行ってしまったこともありました。だから塾生には学校で授業が全然進まなかったり集中できない時は自分で教科書の問題をどんどん解くように言っています。ただ、基本的には先生の話を集中して聞くことが第一です。

 

学校・塾での勉強の質を上げていくことが得点を伸ばすことに繋がります。学校の授業は塾が関与できるものではないので本人に頑張ってもらうしかないですが、塾の授業・自習・補習に関しては保護者の皆様にもご協力いただき、生徒の出席を把握して頂くようにお願いしております。

 

今回の塾のテストで中学1年生のT君は、授業以外の時間に毎週2回、授業も合わせると週4回きっちり勉強しに来ていました。その結果、5教科で450点を超える点数を取ることができました。塾のテストであまり取れなかった人は授業以外の自習時間に来ていなかったり、授業を休んだ振り替え日に来ていなかったりしています。

 

「塾の授業を休んだ場合は振り替え曜日に来る、塾と学校のテストで点数が取れなくて自習に来なければいけない曜日・時間が決められているので必ず来る」これを徹底させていきたいのでご協力をお願いいたします。

 

もちろんせっかく塾に来ても「いやいや、仕方なく」勉強してもなかなか伸びません。生徒が「勉強をやらされている」と考えず、自分から進んでしようという姿勢が必要です。

そのためには勉強したら自分の将来がどう変わるのか、しなければどうなるのかを保護者の方含めて一緒に考えていきたいと思います。たくさん話をしてあげてください。一緒に悩んであげてください。

最後に卒業生の話をして私の話を終わります。今年、大学4回生で就職が決まったK君についてです。

K君自身は天下茶屋中学出身で、中学3年生になる春に塾に来ました。5月度の偏差値は41.7。このあたりの高校なら今宮工業に落ちてしまうレベルです。ただここから毎日塾に来るようになって8月には52.411月には57.61月には63.9まで伸びました。高校は今宮高校に、大学は関西学院大学へ進学。今年就職した会社はキーエンスという会社です。会社全体の年収平均が1500万円を超える日本で一番給与が高い、一部上場の会社です。今後どんな人生を歩むかはわかりませんが、高校受験の頑張りが今につながっていると本人も言っていました。

このように卒業生が頑張っているのを見ると、私たち自身も嬉しく思いますし、後輩である今来ている生徒たちにもK君のようになる可能性が十分あると確信しています。ぜひ子どもの可能性を信じてあげてください。そして、勉強することや目標に向かって頑張れるよう様々な話をしてあげて欲しいと思います。 

 

2.塾長からの話

近年、不登校や引きこもりなど学校へ行けない子どもが増えてきています。最新の研究の結果ではどのような原因があるか科学的にも説明ができるようになってきています。

 

「何となく調子が悪い」「気分がすぐれない」そのような体の不調を抱えるのは自律神経が原因になっている可能性があります。自律神経は交感神経と副交感神経の2種類があり、大まかに言うと、交感神経は体を動かしたりして活動するときに働く神経で、副交感神経は体を休めてリラックスる時に働く神経です。どちらかが完全にオフになることはなく、うまくバランスを取りながら体の調子を整えています。このバランスが崩れてしまうと起立性低血圧などの症状があらわれます。起立性調節障害では立ち眩みや頭痛、動悸などが起こります。午前中は調子が悪く、午後から回復する場合もあります。自律神経のバランスが崩れることが原因だと考えられています。

 

では、どのようにして自律神経を整えていけばいいのか?

一番は規則正しい生活を送ることです。人間は朝に起きて太陽を浴び、夜にしっかりと睡眠をとることで自律神経の調整していることが分かってきています。夜更かしをするとそのバランスが崩れてしまうということです。また食事も非常に重要であることが明らかになっています。とりわけ大事なのが毎朝朝食を食べることです。味噌、納豆、ヨーグルトなどの発酵食品や野菜、豆類、海藻に含まれる食物繊維が腸内環境を整え、自律神経を正常化させてくれます。保護者の皆様にはお子様に朝ご飯をしっかり食べさせていただき、夜更かしをしないように導いてあげてください。

特に現在はスマートフォンを当たり前に持つようになっています。ついつい使い過ぎて夜遅くまで起きたり、布団の中にまで持って入り夜中までゲームや友達とおしゃべりをしてしまう事の無いようにお話をして、ルールを一緒に決めてあげてください。私は孫が3人いますが息子夫婦がゲームやスマートフォン、タブレットなどを使い過ぎないよう時間を管理しています。夜の21時以後は家族のスマートフォンを集めて保管場所に置いています。家族が寝静まった後に子どもが勝手に自分のベッドに持って行き、使用しないようにするためです。ご家庭でもスマートフォンやゲームについてのルールーを検討してみてください。

 

不登校や引きこもりにならないよう、科学的な見地から体の調子を整える方法について説明してきました。では実際に不登校や引きこもりになってしまった場合はどのように対応すれがよいのか?

引きこもりは日本には約100万人いると言われています。両親が他人に子どもの状態を相談しにくいこともあり、長期化する傾向にあります。そのため不登校などの問題が起きたその時から適切にケアすることが大切です。両親だけで問題を抱えるのではなく専門家に相談しながら対応していくことが必要です。様々な機関と連携して早期の支援体制を整えていきましょう。

 

様々な話をしてきましたが、塾とご家庭が協力してお子様の成長に寄与できればと思います。塾でのお子様の様子を知りたいときはいつでも塾の授業を見に来てください。勉強やご家庭のことなど何でもご相談ください。

 

以上が保護者会の内容でした。長々と呼んでいただきありがとうございます!

今後も良い塾にできるよう力を尽くしてまいります。